ブルグミュラー:25の練習曲Op.100-23 「帰り道」【ピアノ曲解説|楽曲構造と演奏ポイント】

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 概要

同音の打鍵のための練習曲です。同じ鍵盤を高速で叩くという行為は、一見単純ですが高度な熟練を要します。

 対象レベル

  • ピアノ演奏の基礎について学び終えており、脱力を用いた双方が可能である。
  • 打鍵のための筋力が発達している。
  • 和音のポジション移動を難なく行うことができる。

 参考演奏動画

 練習のポイント

1〜8小節目

左手は単純な拍打ちとなりますが、常に8分の6のリズムを感じて打鍵しましょう。右手は小節を跨ぐ少々長いフレーズなので、一拍ごとに重くならず一つのつながりとして意識しましょう。

9〜16小節目

ポジションをほぼ移動させずに弾くことができます。一定以上の速度で演奏するためには、筋力を使いすぎないように気を付ける必要があります。リズムを常に意識し、打鍵の際はなるべく自重を用いましょう。

17〜24小節目

フォルテの指示がありますが、全ての音を大きくすると右手の和音の連打で筋力を大幅に消耗してしまいます。ここでは重要なのは左手のアルペジオのメロディですので、音量の優先順位を左手に意識しましょう。記載はされてないですが、右手はmf以下の音量で。記載の音量指示は総和としてのものと考えましょう。

わからないときは・・・

本稿は、楽譜を自分で読むための視点を示すものです。

実際の練習設計や個別の疑問については、レッスン内で扱っています。

執筆者

ピアニスト・作曲家。パリ・エコールノルマル音楽院ピアノ科高等教育課程および高等演奏課程を修了。在学中にブルーノ・リグット氏に師事。国内外のコンクールで実績を重ね、国内各種ピアノコンクールの審査員も務める。
ピアノをはじめ、ヴァイオリン、和声、音楽理論、作曲法など幅広い分野の指導を行う。演奏技術や表現・解釈の習得だけでなく、音楽構造の理解や創造的思考も重視した総合的な教育を実践している。
演奏家・作曲家としての経験を教育に活かし、フランス作品を中心とした幅広いレパートリーや作曲創作の現場で培った知識と技術を、生徒の学びに直接還元している。

公式サイト:https://masakazu-shiokawa.com

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