概要
素早い動きの手の交差のための練習曲です。左手の跳躍は非常に正確なコントロールを必要とします。
対象レベル
- 打鍵の基礎的な訓練を積んでおり、一定の速度で指を動かすことに慣れている。
- 手の大きな跳躍のための筋力が発達している。
参考演奏動画
練習のポイント
全体を通して
右手のパッセージは細やかな動きとなりますが、ポジション自体は大して移動しません。左手の大移動に気を取られて右手の音一つひとつがくっついてしまわないように耳で連符をしっかりと追いましょう。

指示があるところ以外は、なるべく速度に緩急をつけることは失速感を与えてしまうため避けましょう。
楽節間(8と9小節目の間)のみ、テーマに返ることを意識するために多少のアゴーギグをつけると自然な音楽の流れとなります。

左手の跳躍は、空中を移動しているエネルギーをそのまま用いて打鍵すると良いでしょう。つまりは慣性を利用すれば打鍵に際してその瞬間の筋力は最小限に抑えられることとなり、筋力を節約できるということとなります。
ここはただのスタッカートなため、無理に力を用いれば逆に音量が大きくなりすぎてしまい、素早い印象がかけてしまいがちです。いかに筋肉を使わず楽に速く弾けるか、脱力を意識しながら練習しましょう。

わからないときは・・・
本稿は、楽譜を自分で読むための視点を示すものです。
実際の練習設計や個別の疑問については、レッスン内で扱っています。
