概要
こちらも前曲の「無邪気」と同様に、主に音階の練習となっていますが、両手がユニゾンの状態になっているので難易度が増しています。右手と左手がちぐはぐにならないように細かな練習が必要です。
対象レベル
- 5本の指をそれぞれ独立させた上でレガート奏法ができている。
- 左右の手の音階をユニゾンの状態で親指のくぐらせ・飛び越えを用いながら弾くことができる。
参考演奏動画
練習のポイント
1〜2小節目
最初のフレーズから弾きにくいユニゾンの音階となっています。このような形のパッセージを初めて学習される方は、まずは念入りに左右の手をばらして練習しましょう。音階の指番号は左右共に確実に守るように心がけましょう。
ある程度片手練習を終えたら両手でもしっかりと練習を行います。音が不揃いになりやすいので、まずは8分音符ずつなど細かな拍取りをし、ブレないように柱を立てるイメージで左右の音をしっかりと合わせます。特にフレーズ最初の8分音符はその後を速く弾こうとして短くなりがちなので、決して焦らず正しい音価で弾きましょう。

3〜4小節目
不規則な跳躍進行が出てきます。譜読みが苦手な学習者は、当てずっぽうにはせずにまずはきちんと音符を調べた上で弾きましょう。3小節目はスタッカートとレガートの違いをしっかりと意識し、レガート内は一つのポジション内で弾くような指遣いで弾くことができることに気づけると譜読みが楽になります。

9〜12小節目
二音間のドロップ・ロールの練習パートです。アクセントの音は手を落とすように弾き、その直後は軽く手をあげるようにしてスタッカートの音を切りましょう。左右同時に指が動くことはないので、比較的練習のしやすい箇所です。細かな指示に目を配るようにすると良いでしょう。

13〜16小節目
ややこしそうに見えますが、右手の親指は二小節間常にミの音にあります。一つの指を軸として考えると、他の細かな指が移動したとしても比較的記憶は残りやすいでしょう。15小節目は小指のミの音が固定されるのでこちらも把握しやすい筈です。左手は最初のレと最後のミを除けば一つのポジション内で演奏できます。

わからないときは・・・
本稿は、楽譜を自分で読むための視点を示すものです。
実際の練習設計や個別の疑問については、レッスン内で扱っています。
