概要
動きが少ないながらも多声部の弾き分けが難しい曲です。単なる指の練習だと思わず、イメージをもっておおらかなレガートで演奏しましょう。
対象レベル
- 複数の音色の使い分け、聴き分けができ、初歩的なポリフォニーの概念を理解できている。
- 手首や腕の脱力を通じたレガートの奏法を行うことができる。
参考演奏動画
練習のポイント
1〜4小節目
指に中音部のメロディーラインがあるので、これらをやや鍵盤に押し付けるようにして弾くと深く響きのよい音が出ます。あくまでPPなので、決してアクセントのような鋭い音にならないように注意しましょう。1の指以外はなるべく柔らかなタッチで弾くようにしなければ、親指のメロディーは消えてしまいます。
中音部のメロディーは手首の動作だけに頼るとレガート感が失われるため、肘からの脱力を利用して2小節間途切れない長いフレーズを維持する必要があるでしょう。

9〜12小節目
主旋律は以前とほぼ同じ音域で左手に移行します。隠れた対旋律が右手高音部に現れるので、少し目立たせるようにすると演奏のクオリティがより向上するでしょう。こちらも長いフレーズで。なるべく粒立たないように、鍵盤にかかる重さを維持したままそれぞれの指にその重さを移す感覚でレガートを行います。この時書かれてはいませんが対旋律も長いフレーズで繋がっていると思って弾きましょう。
同じ音で指を変える際も、完全に鍵盤から指を離すことなく親指をじくに使いながらうまくまた3,5に入れ替えましょう。

わからないときは・・・
本稿は、楽譜を自分で読むための視点を示すものです。
実際の練習設計や個別の疑問については、レッスン内で扱っています。
